ブータンは南アジアにある独特で神秘的な王国です。依然として国の大部分が外の世界から切り離されており、保守的な価値観に従い文化そして自然の遺産をそのまま維持しています。そんなブータンの文化的魅力と自然の魅力を6日間かけてじっくり満喫できるのがこの5泊6日ブータンツアーです。
首都ティンプーと美しいパロの街、そしてヒマラヤの展望が広がるドチュラ峠（3100ｍ）を越えプナカ、ワンデュ・ポダンまで足を延ばすこのコースでは、近代的な大きな街と素朴な田舎の両方を楽しむことが出来ます。自然はもちろんのこと、各地のゾン（旧城塞）や博物館、工房などを訪れ、歴史的建造物や各種伝統文化などブータンの様々な魅力を感じることが出来る内容になっています。旅の最後には、パロの谷の断崖絶壁にしがみつくように建っているタクツァン僧院を訪れます。聖なる僧院とそれを取り囲む美しい自然に圧倒されながら歩く、特別なハイキングになること間違いなしです。
パロ国際空港に到着。入国審査等を済ませたら、担当者と合流しティンプーまで車で移動します（約1.5時間）。パロへのフライトでは、天気が良い時には世界最高峰のエベレストをはじめヒマラヤ山脈を見下ろすことが出来ます。
ティンプーはブータンの首都で、政治や商業の中心でもある都市です。とはいえ、高層ビルが立ち並ぶ「都会」のイメージには程遠く、古き良き文化伝統の香りがする不思議な街です。ホテルにチェックインし一息ついたら、ティンプーの街歩きをお楽しみください。
＜宿泊：ティンプー＞
今日は終日ティンプーを見てまわります。第3代国王を追悼して1974年に建てられたメモリアルチョルテン、高さ54ｍ（国内最大）の大仏様が鎮座するクエンセル・ポダン（ブッダポイント）、ブータンの国獣のターキン（絶滅危惧種に指定されたウシ科の動物）の保護施設、ブータン仏教の総本山タシチョ・ゾンなど、街の名所を訪れます。また、民俗博物館、織物博物館、伝統工芸学校や国立図書館などを見学し、ブータンの人々のユニークな芸術、文化、伝統に直に触れることが出来ます。地元のマーケットをのぞいたりお土産を探したり、夜の時間も有効にお使いください。
＜宿泊：ティンプー＞
朝食後、色とりどりの祈りの旗に覆われた美しいチョルテン（仏塔）があるドチュラ峠へ向かいます。晴れた日にはマサ・コン（7200ｍ）やブータンの最高峰ガンカー・プンスム（7570ｍ）など、ヒマラヤの素晴らしいパノラマが360度広がる峠です。車窓からの景色を楽しみながら、峠を越えて反対側へ下りプナカへ向かいます。プナカに着いたら、幾度となく地震や火災などの被害を受けながらもそのたびに再建を繰り返してきたプナカ・ゾンを訪れます。竹製品や石の彫刻で有名なワンデュ・ポダンまで足を延ばし、ゾンや地元のマーケットを見学します。パロやティンプーとは異なるトロピカルな自然にも要注目です。
＜宿泊：プナカ＞
朝食後、プナカを後にし再びドチュラ峠を越え、最も古いゾンのひとつであるシムトカ・ゾンに寄りパロへ戻ります。東西と南北の交通が交わるところ、そして首都への入り口に位置するシムトカ・ゾンは、ブータン統一において重要な役割を果たしたゾン（城塞）です。パロ到着後は、歴史的建造物（タ・ゾン）を利用した国立博物館、シンプルで均整のとれたリンプン・ゾン（パロ・ゾン）を訪れます。夕方は、地元のマーケットをのぞいたり伝統様式の橋を渡ったり、美しいパロの街の散策を楽しみましょう。
＜宿泊：パロ＞
朝食後、パロの谷を北上しドゥゲ・ゾンへ向かいます。チベットとの争いにブータンが勝利したことを祝い建てられたドゥゲ・ゾンですが、現在は廃墟となっています。その後来た道を戻り、タクツァン僧院へ向かいます。17世紀の終わりに建てられたこの僧院は、パロの谷から800ｍ上の険しい岸壁にしがみつくように建っており、タイガーネスト（虎の巣）という名前を持つブータン最高の聖地です。展望台での休憩、僧院の見学を含め往復5～6時間のハイキングです。最後に、霊的な雰囲気が漂う最古のお寺キチュ・ラカンを訪れパロの街へ戻ります。夜は、ブータンの景色を目に焼き付けながら最後の街散策をお楽しみください。
＜宿泊：パロ＞
朝食後、お客様を空港へお送りしツアーは終了です。（カトマンズやインド各地、バンコクなどへのフライトも、ご希望に合わせてお手配可能です。）
ブータンは1年を通して旅行が可能なため、出発日は特に設けておりません。お祭りなどに合わせ特定の出発日をご希望の場合は、お早めにお問い合わせいただくことをお勧めします。ご検討の際は、ご希望の出発日及びご参加人数をお知らせください。
また、記載の金額はブータン到着からブータン出発までのパッケージ料金ですが、フライトを足してカトマンズ発着、またはネパールの旅行も併せてなど、お客様のご希望に沿ったプランをご案内します。
