旧王宮や寺院が建ち並ぶカトマンズの中心、ダルバール広場の最近の一枚です。開いているお店も多く、「あれ?いつもの人出とあまり変わらない?!」と感じたのは私だけではなかったはず・・・。観光地としてはまだ開かれていませんが、地元の人々にとっては生活の場であり、いつも通る道であり、友達とおしゃべりをしながらお茶を飲む場所であり、コロナ以前と変わらない風景がありました。
今はまだ閉まっていますが、写真の右端にチケットブースがあるのが見えますか。ここで私たち外国人は1000ルピーを払って中に入るわけですが、「こんな建設現場みたいなのを見せられてもなぁ」と感じるのも私だけではないはずです。本来であれば観光年キャンペーンの真っ只中だったはずの今、防塵ネットやトタンであちこち覆われたままで、世界遺産がこんな状態だなんてお客様に申し訳ないなぁ・・・と。
建築や芸術など難しいことはわからなくても、赤茶色の石段に腰かけてぼーっとしているだけで静かな気持ちになれる雰囲気のある場所でした。この広場に一日も早くそんなあったかい雰囲気が戻って来ますように。