ナマステ!
ネパールではお祝いしませんが、今日は七夕ですね。コロナの収束を願った人が多かったのではないでしょうか。個人的には乾燥わかめが欲しいところですが、もちろん一番のお願いはコロナの収束です。
コロナ収束祈願といえば、ネパールでもいろいろなプジャ(お祈り)が行われています。各家庭のプジャから、コミュニティをあげてのプジャまであります。ただ、神頼みだけではコロナには太刀打ちできないということでしょうか、ネパールではコロナ予防のいろいろな説(噂?)が飛び交っています。レモン、生姜、ニンニク、ウコン、辛い物、白湯、大麻に至るまで、「これでコロナにかからない!」という話がどんどん出てきます。ネパールの製薬会社が、ホメオパシー薬を無料配布していたこともありました(まだやってるのかなぁ・・・)。それに首相のオリさんなんて、「ネパール人は日ごろからウコン、生姜、ニンニクを摂っているからより強い免疫システムを持っている!お湯を飲んどきゃ治る!」なんて議会演説で繰り返し言っちゃうもんだから、科学的根拠がないのにとお叱りを受けています。体のためにいいものだ、ということは何となくわかりますけどね。
ネパールのコロナ感染者数は、昨日の夕方の発表で15,964人になりました。そのほとんどが仕事を失い帰国してきた出稼ぎ労働者たちです。インドから正規のポイントを通らずにトウモロコシ畑をかき分けてネパールに戻ってきたり、隔離施設から逃げ出したり、隔離施設や隔離体制がずさんだったり、検査処理数が要検査人数に全然追いついてなかったり、と問題は盛りだくさんですが、ネパール政府はどう対応していくのでしょうか?隔離施設をきれいにしてご飯をちょっと美味しくして、テレビの1台でも置いてネットでもつなげておけば、逃げる人もいなくなり、コミュニティ感染のリスクもなくなり、検査結果の遅れに対するデモもなくなり、みんなおとなしく待つんじゃないかなぁ・・・というのが私の勝手な予想です。
それから、外出時のマスク着用が義務化されました。適切な距離を保たずマスクを着けずに外出すると警察に捕まるわけなんですが、今通りを歩いている人たちを見る限り、ざっと95%は捕まることになります。ロックダウンが厳しかったころには、不要不急の外出をしたという理由で道端に3時間立たせられたり、腕立て伏せやスクワットをさせられたり、なんていう罰もありましたが、マスク非着用の罰則はいかなるものでしょう。新たな衝突が生じないことを願うばかりです。
各国のコロナ対策は、国やリーダー、文化や経済状況などによって異なってくるのは当然のことだと思います。ネパールならではの対策が打ち出された際には、またお知らせします。
写真は、ポカラの北西、カスキコットからの景色です。笑って過ごせるあたりまえの日が、明日もやってきますように・・・。