日本で言えば日銀にあたるネパールの中央銀行、ネパールラストラ銀行が新しい絵柄のお札を発行しました。今回絵柄が変わったのは、1000ルピー、500ルピー、50ルピー、20ルピーのお札です。次回ネパールへ来た時に、「なんか感じが違う・・・偽札をつかまされたか？！」なんてびっくりしないでくださいね。
さて、今回変更があったお札のひとつ1000ルピー札のエピソードですが、なんとこれまで描かれていたゾウがアフリカゾウだったとのこと。言われてみればそうですね・・・（苦笑）。新しい絵柄は、10年ほど前にチトワンで生まれた双子のゾウがモデルとのこと。ゾウにも双子がいるんだ・・・とここでまたちょっと驚きです。
もうひとつお札に関して。日本で「あー、今日は諭吉さんが居ない」なんてふうに、絵柄で金額を表現することを耳にしたことがあるかと思います。実は、ネパールでも同じなんです。1000ルピー札に描かれているゾウはネパール語で「ハッティ」と言いますが、自分のお財布を開けて「あ！ハッティが居ない！」とか、お金がいっぱい入った友達のお財布の中身が見えちゃった時に「ハッティいっぱい居るね」なんて言ったりします。
ネパールのハッティの新しいお札、早く実物を手にしてみたいです。（絵柄の変更の決定から実際に発行するまで、約8年かかったようです・・・。）
