ネパールのビールと言えば「エベレスト」・・・の時代は終わってしまいました。その名称から特に外国人に好まれていた「エベレスト」ビールは、長引くコロナの影響で営業不振となったらしく、街中で目にすることがほとんどなくなってしまいました。ただ、悲しいニュースばかりではありません。ネパールでは新しいビールがどんどん誕生しています。ピルスナーやIPA、ペールエールなど、今っぽい名前を耳にするようになり、シェルパやバーラシンゲなどのドラフトビールも登場しました。バーカウンターのサーバーから注がれる生ビールを見ていると、ネパールのビール産業の成長を感じずにはいられません。(水道や道路などのインフラも、同じスピードで整ってくれればいいんですけどね・・・。)バドワイザーに至っては、輸入ではなくライセンスを取ってネパール国内で製造されており、YAKブリューイングでは、ビール工場を見学しビヤホールでビールを楽しみ隣接のリゾートに宿泊する、なんていうツアーもあるそうです。トレッキングで疲れた体に、土埃にまみれて街歩きをした渇いた喉に、スムーズに進まない仕事で折れそうな心に、おいしいネパールのビールはいかがですか。