日本のメディアにはあまり出てこないネパールのニュースをお届けします。
・コロナワクチンの治験
世界中でコロナワクチンの開発が急がれている中、近くネパールで治験(第3段階)が行われるとのニュースです。イギリス、ロシア、中国の3つのワクチンの名前が挙がっており、第3段階の治験に関しネパールの保健省が許可を出したとのこと。(対象者や規模、時期などの詳細は確認できませんでした。)
・48自治体で規制中
現在、ネパール各地で外出禁止などの規制が敷かれています。7月21日に全国的なロックダウンが解除されてからは、規制の内容や期間は各自治体が決めることになっているためバラバラですが、ネパールの全77自治体中、現在48自治体で何らかの規制が敷かれています。カトマンズ内で外出禁止が出されてから、食料品や八百屋の営業が朝7時までだったのですが、短時間営業は余計な混雑を招いているとの批判があり、今日から朝9時15分まで延長されたようです。これで野菜を買うために早起きしなくてもよくなったので、個人的には大ニュースです。
・9月1日の空港再開
帰国困難者(主に出稼ぎネパール人)のための特別帰国フライト、通常の国際線フライトのために9月1日より空港が開かれる予定です。ただし、ネパールへ入国できるのは、ネパール人、外交関係、UN関係などに限られており、搭乗のためにはPCR検査(自費)の陰性証明が必要となり、またネパール到着後はカトマンズのホテルで1週間の自主隔離(自費)が義務付けられています。また、ネパールへの入国者数を1日500人までとしているため、1日当たりのフライトは1便もしくは2便のみとなりそうです。
・ネパールの学校
3月中旬に休校となって以来、ネパールの教育機関はすべて現在も休校のままです。都市部の私立学校などはオンラインクラスを行っていますが、ネパールではまだまだ各家庭にインターネット環境が整っているわけではありませんので、経済状況や地域による進捗状況の差はこれからも開いていく一方です。義務教育の履修内容や履修時間をこれからどうやって揃えていくのでしょうか・・・。