原油価格の上昇を受け、ネパールでもあらゆるものの値段が上がっています。ガソリンはつい先日リッター199ルピー(日本円で約215円!)まで値上がりしました。あちこちから反対の声が上がり今は179ルピー(それでも約194円)ですが、日本よりも物価の安いネパールでこの値段と思うと、納得どころか理解するのが大変です。そして、ガソリンの値上げに伴い、バス代や飛行機代は勿論、輸送を必要とする食料品や日用品など何から何まで値上がりしています。日本と同じですね。さらに、今回の値上げ後、ガソリン代が値下がりしても、それに乗じた各サービス各商品の値下げはされないというのが暗黙の了解の様です。値上げには乗じても、値下げには乗じない・・・。これも日本と同じでしょうか?!高くなったからと言って、飲まず、食わず、ガソリンを入れず、バスにも乗らず・・・では生活出来ません。受け入れられなくても、買わざるを得ない、利用せざるを得ない、という消費者の心情も日本と同じではないでしょうか。
コロナに続き原油価格上昇の影響を受け、もはや安い国ではなくなってきたネパールです。出版物としては最新情報が得られるガイドブックですが、最新の地球の歩き方ネパール2021~2022版でも現地取材時期は数年前ですから、現地に来て「ガイドブックには○○ルピーって書いてある!ぼったくりだ!」なんて思わないでくださいね。お店やホテルがなくなっていたり変わっていたりは勿論ですが、ネパールの人々の日々のお買い物だけでなく、旅行者に直接関係あるサービス/商品の値段も20%~30%程度(ものによっては2倍近く)上がっている感覚です。・・・ただ、コロナや物価高を理由にぼったくろうとする輩もいるかもしれませんから、4倍も5倍も高かったらちょっと疑ってくださいね(笑)。
私たちのホームページでもいろいろなツアーの金額を表示しています。交通費も食費もホテル代もすべて値上がりしている中、ツアー代金も値上げせざるを得ないところまで来ています。ただ、コロナの影響でしばらく仕事がなかった観光業界、一人でも多くのお客様に来てもらいたいという想いから、今はまだ足踏み状態です。いずれにせよ、安かろう悪かろうではなく、金額も内容もお客様に納得してもらえるような案内を心掛けサービスを提供していきたいと思います。