東京オリンピックが閉会しました。賛否両論色々な意見が飛び交い、日本各地で最高気温を記録する猛暑の中、そしてコロナの新規感染者数や重症者数が増加する中、日本選手団は多くのメダルを獲得し、無事オリンピックが終わりました。前回紹介した5名のネパール代表選手が試合に挑み、いずれの選手も予選突破はなりませんでしたが、競泳のGaurika選手(18歳)とAlexander選手(18歳)、エアライフルのKalpana選手(26歳)の3選手がネパール記録を更新するという今後が楽しみな結果となりました。
日本の小学校や中学校には当たり前のようにプールがあります。毎週体育の授業があって、運動場や体育館、競技に使う道具も揃っています。公共の施設や習い事など、いろいろな種類のスポーツにふれる機会が私たちの周りにはたくさんあります。ネパールはというと、まだ、日本のような恵まれた環境にありません。スポーツにふれる機会がなかった、スポーツに打ち込める環境になかった、という人々の中に潜在能力を持ったアスリートがたくさんいたのではないかとも思います。今回は5選手のみの参加でしたが、今後、スポーツがより身近で手の届くものになることで、ネパールから多くのトップアスリートが誕生することを期待したいと思います。
選手の皆さん、関係者の皆さん、お疲れ様でした!
*写真は東京オリンピック仕様のスカイツリーです。閉会式の後半、次回の夏のオリンピック開催国のフランス国旗のライトアップもされました。