ネパールへの入国が10月17日より観光客にも許可されるということが少し前に発表されていました。そして、その際のルールがようやく発表されたのでお伝えします。
・観光客(Tourist)と言ってはいるものの、トレッキング客、登山客に限られる
・フライトの72時間以内のPCR検査の陰性証明が必要
・ネパール到着後、ホテルでの7日間の自主隔離が必要(ホテルの予約証明が必要)
・自主隔離5日目に再度自費でPCR検査を行い、結果が陰性であればトレッキング、登山へ向かうことが許可される
・補償額が5,000ドルのCOVID-19関連の保険に加入していること
・ビザは日本で事前に取得すること
というのが大まかなところです。
旅行業界からは「こんな厳しいルールで誰がネパールに来ようと思うのか」「集客は望めない」という批判が出ています。また、ネパール国内では、小中高大の学校をはじめ語学学校や訓練センターなど各教育機関はいまだ閉鎖中、映画館やジム、サロンなどの営業や各種セミナー/集会も禁止されたままです。海外からツーリストを入れる前に、ネパール国内の日常生活を取り戻すことが先ではないかという声も多くあります。さらには、昨夕の時点でネパール国内のコロナ感染者数は76,258人となり、このままの勢いでは近いうちに日本の感染者数を超えそうです。保健省は、現在2万ちょっとのアクティブケースが2万5千を超えたら、再度外出禁止令を出すことを推奨すると発表しており、ツーリスト解禁が計画通りに実現するのかどうか何とも言えない心境です。