ブータンの基本情報

<基本情報>

国旗:黄色は国王の世俗的権威を表し、オレンジ色は宗教的な修行と精神力を示している。
   龍は国名に由来し、体の純白は多言語、多民族から成る国民の国家に対する忠誠心を表現する。
正式名称:ブータン王国(Kingdom of Bhutan)
首都:ティンプー
面積:46500平方キロメートル(九州とほぼ同じ)
人口:約75万人(2018年世界銀行調べ)
宗教:チベット仏教カギュ派の支派であるドゥク派が国教。
   東部にはチベット仏教ニンマ派、南部にはヒンズー教の住民も多い。
民族:先住民系、チベット系、ネパール系の文化集団が入り混じって存在する多言語・多文化社会。
   集団ごとの民族意識は希薄で「ブータン人」としてのアイデンティティが強い。
言語:チベット語系のゾンカ語が公用語である他、ネパール語と英語も広く使われている。
通貨:通貨単位はニュルタムNu。1Nu=約1.5円(2020年9月現在)
電圧:電圧は230~240V程度で周波数は50Hz。
   コンセント型は複数種類のプラグに対応出来るタイプが多いが、B3とCタイプがあると無難。
時差:日本より-3時間(日本時間で12時の場合、ブータンは9時)
 
<ブータンの気候>
ブータンの気候は6月〜9月上旬の雨季と9月中旬〜5月の乾季のふたつに大きく分けられますが、日本同様四季もあります。春はシャクナゲ、夏は高山植物、秋は紅葉、冬は澄み切った青空にヒマラヤ、と春夏秋冬がはっきりしており、どの季節にも魅力あるブータンを観ることが出来ます。熱帯気候に属する南部と7000mを超えるヒマラヤがある北部ではかなり気候が違うため、ひとまとめに「ブータンの気候」を定義することは難しく、気候を決定的に左右するのは季節ではなく標高だと言うことが出来るでしょう。また、全体的に標高が高いため日差しが強く空気が乾燥しており、朝晩の温度差や日なたと日陰の体感温度の差が大きいことも特徴です。
 
<ブータン旅行での服装>
一年を通し、標高による寒暖差に加え、山地特有の昼夜の気温差が激しい場所です。日中はTシャツ1枚で過ごせる季節でも、日陰に入るとかなりひんやり感じたり、夜になると肌寒く感じることも多いため、どの季節の旅行にもセーターやフリースがあると安心です。パーカーやカーディガン、ジャケットなど脱ぎ着しやすいものを常に持ち歩くことをお勧めします。女性はストールを一枚持っていると日よけ、防寒にも使えて便利です。